辰年に20cmのアナゴ天“たつ”「アゲアゲ丼」 上越市柿崎区の割烹橋立

2024年は辰(たつ)年ーー。1912年(明治45年)創業の老舗割烹、新潟県上越市柿崎区上下浜の「割烹橋立」では、約20cmのアナゴ天がそびえ“たつ”「アゲアゲ丼」を提供している。竜が天に昇るごとく、運気が上向きになるような新年にもぴったりのメニューだ。

運気を上向きにと考案された「アゲアゲ丼」

店舗に面した同市吉川区の長峰池で、コイの養殖業から始まった同店は、コイやウナギなどの川魚をはじめ、山菜や海鮮料理、ケーキやコーヒーなどの喫茶メニューと幅広くそろえる。アゲアゲ丼は2019年に地域のイベントに合わせて考案した限定メニューだったが、人気を集めその後定番化した。

どんぶり中央のアナゴ天は高さ約20cm

上越産コシヒカリの上に立つアナゴ天を、エビ3本とオクラ、ナスなど野菜4種の天ぷらが囲む。インパクト抜群のアナゴは開いて1匹まるごと使用しており、真っすぐ立つように串打ちして揚げている。身はふんわり、衣はサクサクと食感も楽しく、自家製の甘めの天つゆをかけて味わう。みそ汁と漬物がセットで価格は1870円。

3代目店主の橋立肇さん(70)は「アゲアゲ丼で運気上々の1年にしてほしい。コイが滝を登って竜になったという故事もあるので、辰年にコイ料理も味わって」と話している。

2024年は1月4日から営業。時間は午前11時〜午後10時、ラストオーダーは午後7時30分。午後2〜5時は喫茶メニューのみの提供。月曜定休。予約、問い合わせは025-536-2692

割烹橋立

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