高田祇園祭の夜彩る大民踊流し 4年ぶり1200人が本町通り踊り歩く

高田祇園祭の主要行事の一つ、大民踊流しが2023年7月25日、4年ぶりに行われた。新潟県上越市の本町通りをそろいの浴衣や法被の約1200人が踊り歩き、祭り中日の夜を盛り上げた。

本町通りで4年ぶりに行われた大民踊流し

大民踊流しはあすとぴあ高田からみこしを安置している御旅所近くまでの本町通り約700mを歩行者天国にして実施。高田祇園まつり奉賛会によると、今年は民踊グループや企業、学校など25団体から1236人の申し込みがあった。2019年には42団体、約2200人が参加しており、コロナ禍前の半数程度となった。

例年各団体ごとに3列で並び、通りを周回していたが、密を避けるため今年は2列を基本とした。午後7時の開始から1時間30分の間、地方(じかた)が演奏する「越後いたこ」「サンバ上越市民の歌」「春日山節」の3曲に合わせて踊り、沿道に観客が詰め掛ける通りを練り歩いた。

参加だという市立大町小学校の4年生男児(9)は「暑くて大変だけど、リズムが良くて楽しい」と笑顔。同市中通町の民踊グループ「いなほ会」会長の女性(82)は「町内の子供や親も出てくれて40人も集まった。民踊流しは高田祇園祭のメインの行事だと思うので、ようやく開催できて皆さん喜んでいる」とほほ笑んだ。


同市大和2の70代女性2人は、歩道に腰掛け、手で踊りながら見物していた。「以前は踊っていたから、この音を聞くと踊っちゃうね。たくさんの人がいて楽しい。見に来てよかった」と話した。

26日に高田地区などでみこし渡御が行われた後、陸送や川下りで直江津へみこしが送られる。大花火大会や御饌米(おせんまい)奉納などが行われる直江津祇園祭は26〜29日まで。

joetsukankonavi.jp

関連記事

www.joetsutj.com

www.joetsutj.com

www.joetsutj.com