あどけない仕草にメロメロ うみがたりでゴマフアザラシの子供が展示デビュー 

新潟県の上越市立水族博物館うみがたりで2023年3月に生まれたゴマフアザラシの子供が、7月7日に展示デビューした。子供らしいあどけない表情や仕草を見せ、来場者をメロメロにしている。

「ふれんどプール」で展示されている生後約4か月のゴマフアザラシの子供

アザラシの子供はメスで、ナノハ(14、メス)とアラシ(13、オス)の間に3月11日に誕生した。アザラシの子供が生まれるのは、旧市立水族博物館時代を含めて40年ぶり。同館のゴマフアザラシは、国内最高齢のジロー(40、オス)とコケ(27、メス)、ナノハ、アラシと合わせて5頭となった。

誕生後は、バックヤードで成長する様子を館内のモニターで発信してきた。生後3週間ほどは母ナノハの母乳を飲みながら過ごし、親離れ後はスタッフから魚を食べたり泳いだりする練習をしながらすくすくと成長。白い産毛も抜け、大人と同じ灰色に黒のゴマ模様になったが、体はまだ小さく体重は大人の約3分の1の30kgほどで、3〜4年をかけて大きくなるという。

3階のふれんどプール水面では呼吸する様子を見ることができる

ふれんどプールデビュー後は、ほかのアザラシを追いかけて泳いだり、見慣れない大勢の来場者の方を見つめたりと子供らしい様子を見せている。9日、水槽前の人々に近づき、前脚を動かす仕草を見せると、あちこちから「かわいい」と感激の声が漏れていた。富山市の30代の男女は「こんなに愛嬌があるとは。目をパチパチさせて眠そうな顔がかわいかった」と癒やされた様子だった。

来場者の方に寄って行く愛嬌の持ち主

同館は「出産からずっと手をかけて育て、ここまで来ることができてうれしい。成長を見守ってもらえたら」と話している。

子供の名前は今後公募する予定。

www.umigatari.jp

関連記事

www.joetsutj.com