アジサイの名所として知られる新潟県上越市上正善寺の正善寺ダム周辺で、今年も約2000株のアジサイが色付き始めた。青や紫、白など色とりどりの花が鮮やかさを増しており、夜にはライトアップも行われている。
アジサイの管理は、正善寺地区の住民でつくる「正善寺あじさい会」が実施。挿し木や剪定(せんてい)、冬囲い、周辺の不法投棄の回収などを毎年行っている。
同会の小澤富美雄さん(76)によると、今年は例年通りの時期に咲き始め、6月24日頃が見頃になりそうだという。小澤さんは「今年は雪の被害もなく、花も多く付いていて奇麗。毎年県外から見に来る人もいる」。16日も、散策や撮影を楽しむ人の姿が見られた。
ライトアップは、正善寺ダム管理所付近から坂を登った正善寺湖橋までの約800mの区間で実施。道路脇に咲くアジサイの上に計200個の電球をつり下げ、昼とは異なる雰囲気を演出している。点灯は7月8日までの毎日午後7時30分から同9時30分まで。