開業7周年記念の「フルサット市」6月18日まで 初日はアンコウのつるし切りで盛り上がる

上越妙高駅西口のコンテナ商業施設「フルサット」で2023年6月17、18日、開業7周年を記念した「フルサット市」が開かれている。初日は多くの家族連れらでにぎわい、糸魚川市の県立海洋高校生によるアンコウのつるし切りショーでは、見事な手さばきに歓声が上がっていた。18日は午前10時から午後3時まで開かれる。

テナントが連なる通路に出店が並ぶフルサット市

会場には、テナントの飲食店に加え、ご当地スイーツやカレーパン、ハンドメイドのアクセサリーや雑貨、板倉や清里、牧の地域おこし協力隊による各地区の特産品など、多様な出店がずらりと並ぶ。

フルサット市のちらし

つるし切りショーでは、脚立につるしたアンコウの周りを多くの観客が取り囲んだ。海洋高校食品科学コースの3年生が、アンコウの「七つ道具」と呼ばれるヒレ、皮、白身、卵巣、エラ、肝臓、胃袋の七つの部位を、慣れた包丁さばきで次々に切り取っていった。皮をはぎ取る際や身を断ち切る際には、解説担当の生徒の合図で観客も「よいしょー」と声を上げるなど、一体となって盛り上がった。3歳の娘と見ていた上越市の30代夫婦は「高校生とは思えないほど包丁さばきが上手。解説も上手で感心した」と驚いていた。

観客を前にアンコウをさばく海洋高校生

アンコウをさばいた男子生徒(17)は「夏にさばくのは初めてで、とにかく暑かった」と汗をにじませた。会場では、3年生が開発している七つ道具が全て入った「あんこう煮込みチリソース」のテスト販売も行っている。男子生徒は「アンコウ鍋があるのでアンコウは冬のイメージがあるが、年中捕れておいしく食べられるので、夏にも食べてもらいたい」と話していた。

つるし切りショーは18日も午前11時から行われる。

フルサットを運営する北信越地域資源研究所の平原匡代表は「7周年を迎えたが、まだ初めて(フルサットに)来たという人もいる。コロナで見通しを立てづらい時期もあったが、これからは定期的に色々なイベントをやっていきたい」と話していた。

furusatto.com

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