上越市内の個人宅など30軒で「上越オープンガーデンと花めぐり」

新潟県上越市内の個人宅や店舗、寺院、学校などで育てた草花や庭を自由に鑑賞できる「上越オープンガーデンと花めぐり」が2023年5月13日から始まった。6月11日までの期間で行われ、春から初夏にかけての草花を楽しむことができる。

雁木通りプラザ広場には会員たちが持ち寄った花が並ぶ

主催は花のまち高田プロジェクトとオープンガーデン愛好会。会員が丹精込めて育てた草花、庭を一般公開するイベントは、市内のガーデニング愛好家の有志が集まり約15年前にスタートした。今年は高田駅周辺エリアを中心に、脇野田、南城町、東城町、東本町、大道福田、直江津、大潟区の30軒が参加する。

今回初参加となる上越市新町のハンドメイド雑貨店「PolePole」の庭では、バラを中心に、オダマキ、ムスカリ、ジュウニヒトエといった宿根草などが楽しめる。

新町の雑貨店「PolePole」ではバラや宿根草が咲き始めた(10日撮影)

約50坪の庭を管理するのは、ハンドメイドアクセサリーの制作・販売を行う同店のオーナー、ゆかさんの母親、長島明美さん。挿し木で育てた200種を超えるバラは現在咲き始めたところで、あと10日ほどで満開を迎えるという。

長島さんは「芽が出てくるのを見るのがうれしい。四季咲きのバラもあるのでしばらく楽しめる。これからどんどん(庭が)にぎやかになり、たくさんの花を見ることができますよ」と話した。

本町3の雁木通りプラザ広場では会員たちが持ち寄った花が飾られ、道行く人たちの目を楽しませている。

主催者は各庭を訪問する際は、庭の花を折ったり持ち帰ったりせず、訪問時は駐車や騒音など、近所の迷惑にならないように配慮するよう呼び掛けている。

問い合わせは本町四丁目商店街振興組合025-523-2517。 

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