上越―新潟間高速バスのICカード割引率引き下げ 便数も2便減

新潟県上越市の頸城自動車などは、2021年12月1日から上越―新潟間など県内高速バスの全線で実施しているICカード支払いの割引率を10%引き下げた。新型コロナウイルスの影響で移動需要が減少しているためで、ほかに上越―新潟間は2便減便された。

県内高速バスのICカード利用による運賃割引は、「Suica(スイカ)」「PASUMO(パスモ)」「ICOCA(イコカ)」などの交通系10社と新潟交通の「りゅーと」で運賃の全額を支払うと、現金支払いと比べ約15%安くなっていた。対象は頸城自動車と新潟交通、越後交通が共同運行している上越(直江津、高田)―新潟駅間などの上越線、頸城自動車運行の糸魚川駅―新潟駅間の糸魚川線をはじめとする県内7路線。

12月1日からは割引率が10%引き下げられ約5%となった。これまで上越―新潟駅間では現金で2040円の運賃が、ICカード支払いでは1730円に割り引きされていたが、実質210円高くなり1940円となった。

また午前中の高田駅前発1便と新潟駅前発1便の計2便が廃止され、上越―新潟間は1日10往復20便に減便となった。

関連記事