上越市教育委員会によると新潟県上越市頸城区上吉の市立南川小学校で2017年5月24日午前2時過ぎ、何者かが校内に侵入し渡り廊下に消火器の消火剤を撒きちらした。学校は同日、上越警察署に被害届を提出した。
消火器の消火剤が撒き散らされた廊下（写真・南川小学校提供）
市教委によると、午前2時12分に学校の非常ベルが鳴り、偶然学校近くにいた警備会社の警備員が約2分後に駆け付けたところ、校舎1階の2か所の渡り廊下で、備え付けられていた消火器２本の消火剤が撒き散らされていた。警備員が駆け付けたときには、人の姿はなかったという。
非常ベルは、粉状の消火剤で煙報知器が作動したもので、防犯警報装置が設置されている職員室などに侵入した形跡はなく、盗難被害も確認されていないという。全ての入り口や窓などが施錠されていたかは確認中だという。鍵や窓などが壊された形跡はないという。
同校では24日は通常通り授業を実施し、保護者に文書で事件の概要を説明した。今後は施錠の徹底を図るとしている。
上越市立南川小学校
