妙高市のアルペンブリック タトラ館で食中毒 181人が腹痛などの症状

新潟県福祉保健部は2019年9月4日、妙高市関川の飲食店「アルペンブリック タトラ館」で食中毒が発生したと発表した。181人が下痢などの症状を訴え、上越保健所は同店を5日(1日間)、営業停止処分にした。

タトラ館(公式サイトから)
タトラ館

県によると、8月19日に同店で飲食した374人のうち、10〜60代の181人が翌20日午前2時頃から腹痛や下痢の症状を訴えた。検査の結果、このうち58人の便から食中毒を引き起こす下痢原性大腸菌が検出されたことなどから、上越保健所は同店の食事を原因とする食中毒と断定した。患者は全員快方に向かっているという。

同店は池の平スキー場近くにある、地ビールや料理を提供する約400席あるバイキングレストラン。当日はジンギスカンや竜田揚げ、焼きそばなどさまざまな料理を提供していたという。

上越保健所は同施設に対し、営業停止処分のほか、調理施設の清掃消毒、調理器具・設備の洗浄消毒、従事者の健康管理の徹底を指示した。

タトラ館の場所