世界中で人気のスマートフォンゲームアプリ「ポケモンGO」。日本でも大ブームとなっている。新潟県上越市は東京23区の約1.5倍と広く、ポケモンGOをやろうにも、自宅の回りには「ジム」も「ポケストップ」もないという人も少なくないはず。日本でのリリースから一夜明けた2016年7月23日、上越市でジムやポケストップを探しながら、プレーしてみた。
東京23区の1.5倍 広い上越市ではどこに…
ポケモンGOは、スマホの位置情報と連動しているのが最大の特徴で、現実世界を歩き周ってゲームを進めていく。カメラの機能で、実際に目の前にポケモンが現れたような感覚で楽しめる。現実の公園や学校などが「ポケストップ」や「ジム」として指定されており、「ポケストップ」に足を運べばさまざまなアイテムが入手できるし、「ジム」に行けば他人と対戦できる。
上越市の市街地を中心に歩きまわった結果、名所旧跡、寺院や神社、教会、石碑、モニュメント、郵便局などがジムやポケストップに指定されているケースが多い。ただ、郊外に行くと数がぐっと少なくなり、ほとんどない地域も多い。
高田公園に多数のスポット
上越市内でジムやポケストップが多いのは、高田公園の周辺だ。この日の高田公園は「上越蓮まつり」でにぎわっていたが、モバイルバッテリーを繋いだスマホを手に歩く若者らの姿も多く見られ、一時は20人近くが高田図書館近くのポケストップに集まってプレーしていた。
西堀周辺や高田城など複数のジムがあるほか、ポケストップも多数ある。公園なので、歩いて遊ぶ分には危険が少なく、おすすめだ。ただ、明治以降の戦争に従軍した戦没者の霊を慰める「忠霊塔」(高田図書館隣)もジムとなっていて、物議を醸しそうだ。
直江津は平和友好像や八坂神社
直江津駅前にある女性の像や祇園祭のお選米奉納が行われる八坂神社などがジムに指定されていた。また、安寿と厨子王丸のレリーフがある直江津橋、駅前の「放浪記」の記念碑などもポケストップになっていた。
春日山は上杉謙信像
戦国武将上杉謙信の居城、春日山では、売店前の謙信公像の立像や、埋蔵文化財センターの謙信公像がジムになっている。このほか、春日山城の本丸に登る途中の「直江屋敷」もジムに指定されていた。
上越文化会館や身障者体育館も
上越市役所周辺では、上越文化会館の中にある「上杉謙信像の木彫原型」や身障者体育館、春日山駅がジムに指定されていた。
上越妙高駅
昨年開業した上越妙高駅は、東口の「おもてなしドーム」がジムに指定されているほか、西口の釜蓋遺跡に複数のポケストップがあった。
安全にプレーを
このほか、高田駅前から本町商店街かけてもジムやポケストップが多数ある上、アーケードなので雨天でも遊びやすくておすすめです。ほかにもたくさんのスポットがありますが、周囲の様子に気を配って、交通事故や他人の迷惑にならないように、安全にプレーしましょう。