新潟県立高田農業高校食品科学科食品加工コースの生徒たちが製造するクリスマースケーキが今年も一般販売される。予約開始は2017年12月4日。今年は定番の生デコをはじめ、卵や小麦k粉を使用しないアレルギー対応ケーキなど計5種類が登場する。
生徒たちが独自で開発製造したケーキや焼き菓子は月1回のペースで一般向けに販売する「山カフェ」でおなじみ。クリスマスケーキ製造は長年行われており、年々市民らには口コミなどで評判が広がってきた。今年は春先からアレルギー対応ケーキの製造に力を入れてきた。
アレルギー対応ケーキ。やや固め生地はシロップを塗ってしっとり食感に
生徒たちは今回も、上越市中田原の「パティスリーオラランティ」の澤田俊太郎さんからケーキ作りのアドバイスを受け、何度も試作を重ねてきた。このうち、アレルギー対応ケーキはこれまで実施してきた山カフェでも需要があることを実感。「家族が同じケーキを囲んで食べてほしい」という願いを込めた。一般的にアレルギー対応ケーキは「おいしくない」というイメージを持ちがちだが、子供にも喜んでもらえるよう、味はもちろん、見た目にもこだわった。
山カフェ店長で3年の佐藤瞳さん(18)は「うまく仕上がらずに苦労したこともあったが、試作も繰り返し、チームワークの良さで乗り切りました。とてもおいしくできたし、いろいろな人から喜んでいただけると思います。家族や友達と囲んでくださいね」と話している。
予約開始は12月4日からだが、限定数に達し次第終了。ケーキ引き渡しは12月22日(午後3時〜同5時)、23日〜25日(午前11時〜午後4時)。予約、問い合わせ時間は午前10時から午後4時。問い合わせ、予約は同校食品科学科加工準備室025-526-3953(不在の場合あり)。