「訓練」言い忘れ消防車両出動 高田の市街地一時騒然

新潟県上越市本町2の介護施設から2017年1月24日午後5時過ぎ、火災の通報があり、雁木が連なる高田市街地に多数の消防車両が駆けつけ一時騒然となった。しかし、これは施設の避難訓練。施設によると職員が通報の際に「訓練です」と言うのを忘れたため、本当の火災と同様に消防署員のほか地域の消防団も出動し、上越市も安全メールを配信するなどの騒ぎとなった。

一時騒然となった高田市街地(2017年1月24日午後5時過ぎ)
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施設は、小規模多機能型居宅介護施設「本町楽寿の家」。施設の責任者によると、この時、職員向けの避難訓練を行っており、訓練の実施は事前に消防に伝えていたという。しかしこの日、職員が消防に通報する際に「訓練です」と言うのを忘れたため、消防車両が駆けつけてしまったという。

同施設は昨年10月1日に開所し、今回が初めての避難訓練だったという。

火災誤通報は今月2度目

同施設では、今年1月14日にも火災報知器の誤作動によって消防車両が出動しており、相次ぐ誤通報となった。