警察官がノリノリダンスで事故防止呼び掛け 上越警察署がYouTube動画

高齢者の交通事故に歯止めをかけようと、上越警察署は2018年3月9日、同署の警察官がダンスで事故防止を呼びかける動画を作成し、動画投稿サイト「YouTube」の新潟県警公式チャンネルで公開した。

動画に出演しているのは、上越警察署の交通課や交通機動隊をはじめとする署員ら12人。上越地域を中心に音楽、芸能活動を展開するメンバーで構成する「まほうのことばProject」が昨年12月に制作した交通安全ソング「まほうのことば」のポップな曲にあわせ、同署正面玄関や大会議室、道場で軽快なダンスを披露している。

動画は1月下旬に撮影。署員らは1週間かけてダンスを特訓し撮影に臨んだという。練習の成果が実り本番では軽快なステップを披露しているが、後半の正面玄関でのシーンでは、ノリノリのあまりセンターで踊る署員が積もった雪に足を滑らせ転倒するハプニングも。

動画には、音楽ユニットJungle Smileとして活動し同曲を歌う歌手の高木いくのさんが一日署長として、振り付けを担当した上越市内のダンス講師、酒井舞子さんが一日交通課長、酒井さん主宰のダンススクール生徒も特別出演。このほか、新潟県警マスコットキャラクターの「ひかるくん」、上越市ピーアールキャラクター「上越忠義隊けんけんず」、妙高市観光ピーアールキャラクター「ミョーコーさん」などのゆるキャラも登場している。

交通安全ソング「まほうのことば」は、孫が田舎に住む祖父母に交通安全を促すもので、歌詞の中には「危ねすけ しょおしがらず(恥ずかしがらず)にみぎひだり」「逃げんさけ やわやわ(のんびり)行けばいいすけね」など、上越妙高地方の方言が織り交ぜられている。制作した「まほうのことばProject」から、CDが上越、妙高両警察署や関係機関に寄贈されていた。

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