上越で強風被害相次ぐ 建物被害や交通機関に乱れ

新潟県上越地方は2016年5月3日から4日にかけて、発達した低気圧の影響で強風が吹き荒れた。上越市内では、建物の屋根が飛ばされるなどの被害が相次いだほか、多くの公共交通機関に乱れが出た。上越市によると、人的被害は確認されていない。

城北中学校では、立木が倒れ、自転車小屋が破損した
20160504-DSC_0208

新潟地方気象台によると、両日の上越市内の最大瞬間風速は、高田で3日午後11時22分に観測された27.7m/s。この強風で、建物の屋根や外壁が壊れたり、ガラスが割れるなどの被害は計18件に上った。城北中学校では、グラウンド脇の立木が倒れ、自転車小屋の一部や防球ネットの支柱が破損した。大潟町中学校では、体育館のガラス1枚が割れ、2枚に亀裂が入った。

公共交通機関では、北陸新幹線で運転見合わせや遅延があったほか、えちごトキめき鉄道の日本海ひすいライン、妙高はねうまラインの上下線で遅延、運休が出た。