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高田公園の観桜会場でのボート事故から1年 安全対策強化し今年も貸しボートに営業許可

2年前

新潟県上越市の高田公園で開かれた昨年の「高田城百万人観桜会」でボートが転覆し、高校生が死亡する事故が起きてから間もなく1年が経過する。上越市は2017年4月1日から開幕する今年の観桜会では、安全対策の強化を指示した上で3月30日、貸しボート業者に営業許可を出した。

高田公園の内堀で準備が進む貸しボート店(2017年3月31日)
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安全対策を強化し貸しボート継続

高田公園では2016年4月3日、男子高校生4人が乗った貸しボートが内堀で転覆し、当時高校1年生の男子生徒(15)が溺死している。事故を精査した上越警察署などは「上越市と貸しボートの業者に対して、刑事責任を問うことは困難である」と結論付け、立件を見送っている。また上越市は昨年12月、ボートを楽しみにしている人がいることを考慮し、安全対策を強化した上で貸しボートを継続することを決定した。貸しボートは観桜会初日となる4月1日から利用できる。業者は昨年と同じ。

営業時間は3時間短縮し午後6時まで

上越市は昨年の事故を受け、今年からは乗船時に救命胴衣の着用を義務付けた。また業者には昨年と同様常時2人以上の監視員を配置させるよう指導。営業終了時間は従来までの午後9時から3時間早め、日没前の午後6時とした。市職員が1日3回、ボート乗り場の見回りを行うという。

ボートの貸し出しを行う男性(44)によると、今年は手漕ぎボート12艘とペダルボート2艘を用意。監視の行き届く範囲にブイを浮かべ、利用者を監視する。男性は「昨年の痛ましい事故を受けて、改めて事故のないよう上越市と安全対策を徹底した」と話す。

上越市の村山秀幸市長は「(貸しボートは)市民が桜を楽しむための1つのツール。安全に乗って、楽しんでいただければ」と話している。

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