北陸新幹線上越妙高駅の乗降客数が好調に推移 開業前の推計値上回る

昨年3月14日の北陸新幹線開業から約10か月。新潟県上越市によると、上越妙高駅の新幹線の乗降客数は開業前の推計値を上回り好調に推移している。2016年1月22日、市議会新幹線・並行在来線等対策特別委員会で同市が報告した。

同市では、上越妙高駅の新幹線の乗降客数を開業前の時点で1日3000〜3500人と推計していた。JRが公表している数値のほかに、同市が乗降客を独自に調査している。

上越妙高駅の乗降客数(上越市議会新幹線・並行在来線等対策特別委資料から)
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乗降客数は、開業直後の3月14〜16日3日間で1日平均4600人、高田城百万人観桜会会期中の4月11、12日が6600人、お盆の8月13〜16日は平均8300人だった。その後、8月22、23日の謙信公祭が6300人、9月19〜23日のシルバーウィークには6700人、10月24、25日の越後・謙信SAKEまつりが5500人とイベント開催時には、推計を大きく上回った。一方、連休やイベントのない5月中旬と11月中旬の平常時でも4000人前後と推計値を超えている。

また7月に同市が上越妙高駅で午前7時51分発長野行の乗客に聞き取り調査をした結果、約4割が通勤・通学に利用していることも分かった。

このほか、えちごトキめき鉄道の乗車人員は、本年度上半期で1日1万1794人と同社の計画値を12.5%上回っている。