上越市の約7万6000世帯分郵便局に納入 特別定額給付金の申請書類14〜16日に郵送

新型コロナウイルスの経済対策で国民に一律10万円が給付される「特別定額給付金」について、新潟県上越市は2020年5月12日、書類入り封筒約7万6000通を同市大手町の高田郵便局に納入した。書類は5月14日から16日に、順次全世帯主宛に郵送される。

申請書類は世帯主宛に郵送

給付の対象は2020年4月27日に同市の住民基本台帳に記載されている約19万人。申請は世帯ごとに行うため、約7万6000通が郵送される。世帯主に送られる封筒は長3サイズで、中には申請書と返信用封筒が同封されるほか、外国人世帯主あての約1000通には、翻訳書類も同封される。

書類の封詰め作業は業務委託され、同局納入前日の11日、市職員が検品。12日午前9時前に封筒入り段ボール約200個が同局に到着した。市職員立ち会いのもと同局社員がコンテナからパレットや台車などを使って運び込み、段ボールを開封して検品作業などに当たった。

コンテナから降ろされた段ボール 給付金2

段ボール開封後に検品作業を実施 給付金4

配達は14日から16日の3日間で実施

書類入り封筒は14日から16日までの3日間で配達される予定となっている。同局郵便部の永塚武夫部長は「市民の関心が高い郵便物。体調管理を徹底するなど、社員が一丸となって取り組み、間違えることのないよう配達したい」と話した。

本人確認、振込先金融機関口座確認の写しが必要

申請書には、世帯主名、給付対象者氏名と続柄、生年月日、受け取り口座を記入するほか、運転免許証や健康保険証など本人確認書類の写し、振込先金融機関口座確認書類などの写しを添付し、返信用封筒で返送する。

特別定額給付金事務室の星野悟史参事は「各世帯に届く申請書は、送り返してもらった後、職員あげて審査し、(市民に)できるだけ早く給付できるよう対応していく。不明な点は問い合わせてほしい」と述べた。

世帯主宛に郵送される申請書 給付金3

口座振込は5月28日から順次実施

返送された書類の確認作業は職員が150人態勢で臨み、審査終了次第、今月28日から順次、口座に振り込まれる。

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