3年ぶり「台湾映画祭」 高田世界館で7月14日から開催

新潟県上越市本町6の高田世界館で2018年7月14日〜20日の1週間、「第2回台湾映画祭」が開かれる。ラブストーリーやドキュメンタリーなど多彩な7作品を上映する。

台湾映画祭表面

台湾と日本の文化交流と友好を目的に、2015年4月以来、3年ぶりに開催する。

14日午前11時30分のオープニングセレモニーに続き、同11時50分からは「日台交流シンポジウム」が開かれる。関連企画として「台湾茶ワークショップ」、周辺飲食店での台湾フェア、講演会などが行われる。

上映する映画のタイムテーブルは、次の通り。料金は前売り1,200円、当日1,400円(シニア1,100円)。回数券3,000円。問い合わせは同館025-520-7626。

タイムテーブル
台湾映画祭タイムテーブル

上映作品

「52HZのラブソング」(2017年/110分)

台湾のヒットメーカー、ウェイ・ダーション監督がメガホンを取ったラブストーリー。バレンタインデーを背景に、17曲のオリジナル楽曲によるミュージカル仕立てで愛の物語を紡ぐ。

「52HZのラブソング」予告編

「ママは日本へ嫁に行っちゃダメと言うけれど。」(2016年/94分)

Facebookでの出会いを通じて国際結婚した日本人男性と台湾人女性の実話を、俳優の中野裕太と台湾の女優ジエン・マンシューの主演で映画化。日本と台湾の恋愛観の違いも垣間見れて楽しい。

「ママは日本へ嫁に行っちゃダメと言うけれど。」予告編

「藍色夏恋」(2002年/84分)

思春期の3人の男女の淡く切ない恋模様を綴った青春ドラマで、大ヒットした。女子高生のモンは親友のユエチャンに頼まれ、彼女が想いを寄せるチャンにラブレターを渡す。しかし、差出人の名がモンだったことから、チャンはユエチャンでなくモンに好意を抱き始めた。

「藍色夏恋」
藍色夏恋

「恋人たちの食卓」(1994年/124分)

現代の台湾・台北を舞台に、三姉妹が繰り広げる三者三様の恋愛模様と、台湾5つ星ホテルのシェフである、彼女たちの父親が作り上げる料理の数々が織りなすホームドラマ。料理、町並み、家族観などの文化が垣間見られる。

「恋人たちの食卓」
恋人たちの食卓

「湾生回家」(2015年/111分)

戦前の台湾で生まれ育った日本人を指す「湾生」たちが、故郷である台湾に里帰りし、懐かしい人びとを訪ねるドキュメンタリー。ずっと故郷を思い続けてきた湾生たちの姿に胸を打たれる。

「湾生回家」予告編

「海の彼方」(2016年/123分)

1930年代に沖縄石垣島へ移住し、パイナップル栽培と水牛耕作という技術革新を日本へもたらした台湾移民が、日本の敗戦でアメリカの統治下となった沖縄で1972年の返還まで無国籍になってしまった苦難の歴史と80年を超えて探し求めるドキュメンタリー。

「海の彼方」予告編

「残酷 ドラゴン 血斗竜門の宿」(1967年/111分)

武侠映画の名匠・キン・フー監督が台湾で撮影した大ヒット作品。中国・明の時代、一軒の宿を舞台に、悪政の限りを尽くす宦官との死闘を描き、殺陣シーンでは思わず息を飲む。ワイヤーでの飛翔アクションは、その後の東南アジアにアクション映画ブームを巻き起こした。

「残酷 ドラゴン 血斗竜門の宿」予告編

高田世界館