入り込み過去最低わずか765人 縮小開催の謙信公祭

謙信公祭協賛会は2020年8月17日、16日に新潟県上越市の春日山神社などで開催された「第95回謙信公祭」の入り込みが765人だったと発表した。新型コロナウイルスの影響で、出陣行列や川中島合戦の再現などの主要イベントが中止となり、過去最低となった。

春日山神社で行われた謙信流陣太鼓の演奏 20200816謙信公祭1(予備)

今年の謙信公祭は、春日山城跡と8か所の支城でののろし上げや春日山神社での謙信流陣太鼓の演奏、武てい式、越後上越上杉おもてなし武将隊の演武などの開催にとどまった。

祭りの開催にあたっては、来場者への検温や手指消毒などの感染対策を実施した。同祭協賛会事務局の市観光交流推進課は「伝統を繋ぐという強い思いで、新型コロナの中、新しい生活様式のもとでイベントを開催することができた」としている。

同祭の過去最高の入り込み数は、ミュージシャンのGACKT(ガクト)さんが謙信役としてゲスト出演した2015年の24万3200人。昨年は、NPO法人事務局長の斉京貴子さんが史上初の女性謙信役で登場し、15万3900人の入り込みがあった。

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