(2018年10月6日21時追記)えちご・くびき野100kmマラソン実行委員会は6日夜、翌7日に開催する予定だった同大会を中止することを決定した。台風25号の影響で上越地域に暴風警報が発令されたことなどをうけ、ランナーやボランティアらの安全確保が難しいと判断したという。
◇同大会公式サイト http://echigo-joetsu.com/100km/
新潟県上越市最大のランニングイベント「えちご・くびき野100kmマラソン」の実行委員会は2018年10月5日、予定通り7日に開催することを決めた。ただ当日、天候の急変で警報が発表された場合などは、急きょ大会を中止することもあるとしている。
台風25号が7日未明、本県に接近し暴風域に入る予想されていることから、実行委は5日午前に臨時の会議を開き検討した。事務局によると、会議では中止を求める意見はなく、実施を決めたという。
大会は上越市や上越市体育協会などが主催、実行委員会が主管し、1996年から2年に1度開かれている。100kmと60kmの部があり、12回目となる今年の大会には全国から過去最多の2761人がエントリーし。各地のエイドなどでは中学生など毎回約4000人の市民ボランティアが大会を支えている。
事務局によると、台風による強風の影響が懸念されることから、エイドのテント設置や中学生ボランティアの参加などについて今後検討するとしている。また、当日はフェーン現象で気温が高くなることが予想されており、実行委では体調管理に注意するよう呼びかけている。
上越市内では同じ7日に高田別院の「おたやイベント」が予定されていたが、イベントの実行委は「テントが強風で飛ばされる可能性がある」として5日、中止を決めている。