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少子高齢化による人手不足や人件費抑制、製品品質の安定化ニーズの高まりなどを背景に、年々拡大している国内のロボット市場。工場をはじめ、さまざまな分野で産業用ロボットが導入され出荷額も増大する中、新潟県上越市でも産業用ロボット部品の製造に取り組み、業績を伸ばしている企業がある。銅や銅合金の鋳造、加工、販売を行う「Jマテ. カッパープロダクツ株式会社」(山本秀樹社長)だ。
銅合金鋳造のトップメーカー
同社は、回収した非鉄金属資源から銅合金を鋳造、加工し、製品を国内大手給水機器メーカーや機械メーカーに納入するなど、連続鋳造品の水道部品では国内トップクラスのシェアを誇る。銅合金の素材開発から鋳造、機械加工までを一貫して手掛ける数少ないメーカーだ。
世界的企業も認める品質
ロボット市場の拡大を見据え、近年は産業機械部品の製造にも注力。拡販強化のため、15年には同市頸城区西福島に精機工場を開設した。産業機器やロボット向けの小型部品を主とした加工工場で、約40人が勤務し、20〜30代の若手が支えている。
同社は現在、工作機械や産業用ロボットの世界的なトップメーカー「ファナック」(山梨県)が製造する多関節ロボットの重要な一部品を手がけている。他の大企業にも劣らない品質が認められ、ここ数年、受注数が増加している。同分野の製品売上高は前年比180%を達成した。
「トップメーカーから信頼され、今後の展望も明るい」と自信を見せる営業部産機部品課の大島博之専任課長(49)。「世界に通用する部品を上越で作っているんだという誇りを持って、これからも進んでいきたい」と話している。
業績好調につき正社員を募集中
【2017年度実績(見込)】
- Jマテ.カッパープロダクツ:売上高 137億円、当期純利益 7億円
- Jマテ.グループ:売上高 222億円、当期純利益 14億円
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