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上越市の吉田バテンレースが3世代で布マスクを手作り 郵便局や歴史博物館でも販売

3か月前

新型コロナウイルスの影響でマスクが品薄となっている中、新潟県上越市東本町2の吉田バテンレースの吉田節子代表(69)は、娘と孫と共同製作する布マスクを販売している。店頭のほか、市内の高田駅前郵便局や市立歴史博物館でも2020年4月3日から販売する。

吉田バテンレースの吉田代表
20200402吉田バテンレース布マスク1

バテンレースはドイツ発祥で、細幅テープをひと針ずつ手作業で縫いつづる高田の伝統品。同社は1892年創業で、国内で唯一、材料から仕上げまでを一貫して生産している。

布マスクの共同製作を呼び掛けたのは、吉田代表の孫で、神奈川県在住の高校2年生、岩元駿介君(17)。新型コロナウイルスの影響で高校が休校となり、自宅にいながら社会のためにできることはないかと考えていたという。吉田代表が3月中〜下旬に東京などの百貨店に出店した際、同社商品とともに手作りの布マスクを販売して連日完売となった話を聞き、布マスクの本格販売を吉田代表に勧めた。

レースひもを取り外し、市販マスクのゴム部分を2本つなげたものを通すことも可能
20200402吉田バテンレース布マスク3

マスクの生地の裁断を、駿介君と、母(43)が担当。裁断した生地を上越に送り、吉田代表ら同社で縫製している。マスクを個包装する袋に入れるカードも駿介君がデザインし、使用上の注意点や同社の情報などを記載した。

販売する布マスクは綿の生地の裏にガーゼを合わせており、繰り返し洗ってもへたらない耐久性が持ち味。色は白や黒、水色、ピンクなどで、無地やチェック柄、花の刺しゅう入りなどと多彩。耳に掛けるひも部分は、レースひもや同社のバテンレースなどを通しており、顔のサイズに合わせて長さを調整し、結べるようになっている。

吉田代表のほか同社の職人らが縫製を担当
20200402吉田バテンレース布マスク2

吉田代表は「娘や孫と商品を共同製作するのは初めて。孫から声を掛けてくれたのがうれしい」と笑顔。「マスクが品薄になっているので、皆さんに少しでも喜んでもらえたら」と話していた。

布マスクは立体型が1個税込み1500円、プリーツ入りの長方形型が500円ほど。サイズの小さい子ども用などの注文も受け付ける。問い合わせは同社025-523-3553

吉田バテンレース