電子マネー1600万円分だまし取られる 被害額は今年最大 上越市60代女性

上越警察署は2021年8月3日、新潟県上越市内に住む60代女性が電子マネー約1600万円分をだまし取られたと発表した。女性から特殊詐欺の被害届を受理し捜査している。同署管内で今年発生した特殊詐欺被害では最大の被害額となる。

発表などによると、今年6月中旬、女性の携帯電話に「本日中に連絡がなければ法的手続きをとる」という内容のショートメールが届き、女性がメールにあった番号に電話したところ、「未払い代金がある」「あなたの名前で外国で偽ブランド商品が売られており、賠償金を支払わなければならない」などと繰り返し電子マネーの購入を要求された。

女性は7月下旬までの間に同市内の複数のコンビニエンスストアで数百回にわたり電子マネーを購入し、ID番号を相手に伝え、計約1600万円分をだまし取られた。

不審に思った女性が、相手の電話番号をインターネットで調べたところ、詐欺に使用されていることが分かり、同署に相談した。