雪の中で桜の開花を宣言 高田城百万人観桜会会場の調査木に7輪

第94回高田城百万人観桜会(2019年4月1日〜15日)を主催する上越観光コンベンション協会などは観桜会2日目となった2019年4月2日午後、観桜会会場の高田公園内にある桜「ソメイヨシノ」の調査木が開花したと発表した。開花は昨年と比べ3日遅く、平年に比べて6日早い。この日は上空に強い寒気が入り、朝から雪に見舞われる寒い一日となり、雪が降る中での開花宣言となった。

開花が確認されたソメイヨシノ(4月2日午後2時頃)
ソメイヨシノ

開花調査は同公園内忠霊塔前にある100年樹のソメイヨシノの調査木で実施。同協会と桜の保全や観察活動などに取り組む地元の環境団体「エコ・グリーン」(鈴木敏男代表)が毎年開花直前から連日調査を行い、目安となる5、6輪以上の開花を確認後、開花宣言している。

午後1時30分、エコ・グリーンの鈴木代表と上越観光コンベンション協会の南博幸事務局長が調査木に7輪の開花を確認し、開花宣言した。鈴木代表は「高田は雪で有名。雪と桜も絵になると思う。多くの方々に立派な桜を見に来ていただきたい」と話した。

鈴木代表(左)と南事務局長が開花を確認
開花宣言

新潟地方気象台によると、2日午前4時には2cmの積雪を観測。上越市高田の午後1時の気温は3.7度と厳しい寒さとなった。

高田公園