幸せ呼ぶ双頭蓮 上越市の高田公園で5年ぶりに発見

=2015年8月12日=

東洋一と称されるハスの名所、新潟県上越市の高田公園で、1本の茎に2個の花が付くハス「双頭蓮」が見付かった。場所は南堀の野球場北側。市民団体「双頭蓮を探す会」(佐藤真司会長)によると同公園で双頭蓮が見つかったのは2010年以来5年ぶりという。

高田公園で見付かった双頭蓮(2015年8月12日撮影)
双頭蓮

「双頭蓮」は突然変異で発生するとされる大変めずらしい現象で、中国では吉祥の花とされ、夫婦円満を意味するという。

今回「双頭蓮」を発見したのは8月11日午後、同公園にハス鑑賞に訪れた上越市昭和町1の田村薫さん(74)と田村さんの息子夫婦で青森県在住の巧さん(45)、幸子さん(54)の3人。

同会によると同公園では2001年、2006年、2008年、2010年に2回の計5回見つかり、今回で6回目。

8月12日時点ではまだつぼみの状態。ハスの管理を行っている同公園管理事務所の石田三郎さん(62)によると「早ければ13日に開花すると思う。開花すれば2日間は楽しめると思うが、どのように咲くのかはわからないですね」と話している。

ハスの場所