新潟県上越市の春日山城をはじめ、戦国武将上杉謙信にゆかりのある五つの城を巡った証となる特別な御城印「上杉五城訪城記念御城印」の無料配布が、2021年7月1日から始まった。対象となる城は春日山城のほか、いずれも群馬県の猿ヶ京城(みなかみ町)、沼田城(沼田市)、白井城(渋川市)、前橋城(前橋市)。頒布期間は当面の間。
城を活用した広域観光事業として沼田市が企画し、各市に参加を呼び掛けた。
記念御城印には、5城名と「上杉五城訪城記念」の文字、「越後の龍」と呼ばれた謙信をイメージした迫力のある龍の絵、各城の城主の家紋が描かれている。各城で頒布している御城印を集め、最後の5城目で御城印を購入する際にほかの4枚も提示すると、無料でもらうことができる。
上越市では「新型コロナの状況もあるが、各自治体と連携した取り組みで新しい周遊ルートを築き、市への来訪者が増えたら」と話している。
上越市での頒布場所は、春日山城の御城印を頒布している同市春日山町1の市埋蔵文化財センター。開館時間は午前9時から午後5時まで。火曜休館。