上越市で雪下ろし中の事故3件 50代男性が下屋から転落し骨折

新潟県上越市によると2022年2月9日、市内で雪おろし中の事故が3件発生。50〜70代の男女3人が重軽傷を負った。このうち2人は骨折するなどの重傷。

午前11時半頃、上正善寺で自宅屋根の雪下ろしをしていた50代男性が下屋から転落。腰椎圧迫骨折の重傷を負った。

午後2時前、60代女性が中郷区藤沢の自宅屋根の雪下ろし中、2階から車庫の屋根に転落。その後、コンクリートの地面に落下し頭を打った。意識障害の重傷となっている。

午後2時頃、中郷区岡沢で70代男性が近所宅の雪下ろしで下屋にはしごをかけて上っていたところ、落雪とともに転落した。左側頭部挫創の軽傷を負った。

いずれも市内の病院に救急搬送された。

市は除雪作業を行う際は滑りにくい履物やヘルメットの着用、安全帯や命綱の使用のほか、はしごの固定、2人以上での作業を実施するよう呼び掛けている。

市内での今冬の雪による人的被害は死亡1人、重傷8人、軽傷11人の計20人となった。