3年前に閉校した妙高自動車学校が破産手続き 負債は5億5300万円

新潟県上越市中郷区稲荷山の自動車教習所「株式会社 妙高自動車学校」(中田浩一社長、資本金1000万円)が2020年6月11日、新潟地裁高田支部から破産手続き開始決定を受けた。教習所は3年前の2017年11月30日で閉校している。東京商工リサーチ高田支店によると、負債総額は5億5300万円が見込まれる。

閉校した妙高自動車学校(2017年12月4日撮影) 2017-12-04妙高自動車学校2

設立は1964年4月で、同年6月に「中郷自動車学校」として自動車教習所を開校。1999年6月に「妙高自動車学校」に商号変更し、県外者などを対象とした合宿免許教習も開始した。ピーク時の2004年9月期には年売上3億9000万円を計上していた。

その後は少子化や若者の車離れなどから生徒数は減少の一途をたどり、2016年9月期には年売上が2億6000万円まで減少し、業績悪化が進んでいた。指導員らの集団退職もあり、2017年11月30日で教習所を閉校していた。

2018年5月には同社長が兼務する「有限会社 中郷自動車整備工場」も倒産している。

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