妙高連峰が雪で真っ白に 11月に入ってようやく冬の装い

上空に寒気が入り込んだ2019年11月5日、妙高山(2454m)のほか、火打山(2462m)、焼山(2400m)の妙高連峰がそろって雪化粧しているのが新潟県上越市、妙高市の両市街地から見えた。昨年(10月21日)より、15日遅い。

沢沿いなどに雪が見える妙高山(5日午前6時50分頃、新井運動公園から) 0650妙高冠雪2

新潟地方気象台によると、日本付近は西高東低の気圧配置となり、上空に寒気が入り込んだ。朝方の気温は上越市高田で8.1度、妙高市関山では4.5度まで冷え込んだ。

雪化粧した妙高連峰。左から妙高山、火打山、焼山(5日午前6時40分頃、妙高市のはねうま大橋から) 0640頸城三山朝焼け

妙高市の関川にかかる「はねうま大橋」からは、「頸城三山」とも称される妙高連峰が、そろって白く雪化粧している様子がみられた。

妙高市関川のいもり池湖畔にある妙高高原ビジターセンターによると、前日の11月4日午前9時頃、妙高山に降雪が確認できたという。春日良樹館長は「標高1700mぐらいから山頂にかけて、うっすらと雪が積もっているのが確認できたが、一瞬で消えてしまった」と話している。

2007年に上越市大手町の高田測候所が無人化され、妙高山の「初冠雪」は気象庁の観測項目から外されている。それまでの妙高山の初冠雪の平年値は10月15日だった。

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