上越市、妙高市の8人が感染 うち5人が同じ会社に勤務

新潟県は2021年5月25日、上越市で6人、妙高市で2人の計8人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。このうち、上越市の20、30代の男性会社員5人は同じ会社に勤務しており、県によるとこの会社関連の感染者は合計8人にのぼる。

上越市の男性会社員5人は23日に感染が公表された妙高市に住む同じ会社の20代男性会社員のいずれも接触者。うち3人は22日に発熱や倦怠感の症状で、大規模検査センターで検査した結果、陽性が明らかとなった。残る2人は無症状で、妙高市の20代男性の接触者として検査し、陽性が判明した。

上越市の80代女性は男性会社員5人のうちの1人、20代男性の家族で、濃厚接触者として検査し、陽性が判明した。現在は無症状。

妙高市の2人は70代無職男性と30代職業非公表の男性。70代男性は発熱のため医療機関を受診し、検査を実施した。発熱、せき、痰、食欲不振の症状があり、感染経路は不明。30代男性は70代男性の濃厚接触者として検査。無症状だという。

8人はいずれも軽症か無症状で、県外往来歴もないという。

県が濃厚接触者を調査中。

新潟太陽誘電が感染を発表

上越市頸城区の新潟太陽誘電は25日、同社に勤務する従業員6人の新型コロナウイルス感染が判明したと発表した。

同社によると感染が確認された従業員の業務内容を「不特定多数と接触するものではない」とし、「関係各所と連携し感染拡大を防止するため適切に対応する」としている。

「子育てひろば」の一時閉館

また、上越市によると25日に感染が発表された同市の20代男性は、19日に大潟区のはまっこ保育園に併設する子育てひろばを利用したことが25日に判明。市は子育てひろばを25日午後閉館し消毒した。26日から子育てひろば、保育園とも通常通り開園する。