直江津港の防波堤を10月に釣り場として試験開放

新潟県は直江津港の防波堤の一部を2015年10月に釣り場として試験的に開放すると発表した。

直江津港の防波堤は、危険なため関係者以外立入禁止となっている。安全対策を実施した上で、防波堤を釣り場として開放することが可能か検証するため、一部を試験的に開放する。

場所は、中部電力上越火力発電所の先の第3防波堤。660mの防波堤のうち、先端260mの両側を試験開放する。

直江津港の防波堤1

試験開放の期間は今年10月の2週間程度で、時間は午前9時から午後5時まで。予約制で、中学生以上を対象としてライフジャケット着用を義務付けるほか、禁止事項の遵守などを条件とする。

運営はNPO法人ハッピーフィッシングが行い、職員が常駐し、巡視などを行う。同NPOは新潟東港(聖籠町)、柏崎港(柏崎市)で同様に開放された釣り場の運営を行っている。

県は、試験開放後に検証を行い、安全と港湾業務に支障がないことが確認されれば、来年度に本格的開放する予定。

試験開放は無料だが、来年度の本格的に開放される場合は入場料を徴収する。

試験開放の詳細は後日発表される。

試験開放される防波堤の場所

立入禁止も大勢の釣り客

直江津港の防波堤は立入禁止で看板などが設置されているが、大勢の釣り客が防波堤に入り釣りをしているのが実情だ。写真は今回開放が決まった第3防波堤の東側の防波堤の様子(2015年8月12日午前)。

立入禁止防波堤
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防波堤の先端には多くの釣り客
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