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家庭に眠る貴重な映像を後世に 上越市で映像保存NPOの設立準備会

3年前

過去の映像や音声を後世まで残すことを目的とした市民団体「頸城野ドキュメントライブラリーNPO法人準備会」(藤野正二代表)が2016年8月8日夜、新潟県上越市本町6の町家交流館高田小町で開かれた。活動方針を確認したほか、過去映像の上映会を実施し、参加者は映像保存の重要性を確認した。

地域の文化発展や継承を目的に、市民が所有したり保管したままとなっている過去の動画や写真、音声などの資料を探し出し、後世に残していくことを目的に活動する。本年度中のNPO法人化を目指し、8月8日の「8ミリの日」に準備会を立ち上げた。

8日現在、準備会にはNPO法人街なみFocusの高野恒男理事長(76)や、仲町2のアマチュアビデオ作家、佐藤秀定さん(66)ら6人が所属している。NPO法人として活動するため、今後、会員を広く募集する。

発足発表会で、藤野代表(77)が「私が持っている映像などは、私がいなくなった時に家族が捨ててしまうかもしれない。同じように、誰かがいなくなった時に、貴重な資料を捨ててしまう家庭も多いはず。今日は、貴重な資料を保存するためのスタートの日」とあいさつした。

映写機を操作する藤野代表(左)ら
eizou

この日は、活動に興味を示した市民や、同市柿崎区を拠点に映像などの保存に取り組む「柿崎シネマ倶楽部」のメンバーらも会場に駆けつけた。上映会では、1968年の高田祇園祭のビデオ映像や、市民が8ミリカメラで撮影した1970年代の交通事故の様子などを視聴した

藤野代表は「市民の持っている貴重な資料が捨てられてしまわないようにしたい。情報を集めて資料を発掘し、保存して継承することで、郷土史の研究などにも役立つはず」と話していた。