初の女性謙信 さっそうと登場 第94回謙信公祭出陣行列

郷土の戦国武将上杉謙信の遺徳をしのぶ「第94回謙信公祭」(同協賛会主催)の出陣行列が2019年8月25日、新潟県上越市の山麓線春日山交差点で行われた。今年の謙信役は史上初の女性。馬に乗りさっそうと登場し、勝どきを上げ、沿道に集まった観衆を魅了した。

謙信役を務めたのは、上越市在住でNPO法人食の工房ネットワーク事務局長の斉京貴子さん(54)。公募で選ばれた。

謙信役をつとめた斉京さん
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出陣行列には約400人が参加。行列は午後4時に市埋蔵文化財センター(春日山町1)を出発し、武田軍、上杉軍の順に山麓線を進んだ。午後5時前、白い頭巾に甲冑姿で、馬に乗った謙信役の斉京さんが春日山交差点に現れると観衆からは大きな歓声が上がった。

子供たちが駆け寄り、「この越後を守るのはどのようにしたらよいでしょうか」と問うと、斉京さんふんする謙信は「まずは清らかな心を持て。そして淀みのないまなこで物事を見るのじゃ。おのずと何をすべきか分かる。その心こそ上杉の『義』じゃ」と答えた。さらに、居並ぶ武将たちに対して「われらが手本となり、越後の未来を支える子供たちに手本を見せようではないか」と呼びかけた後、抜刀して、ときの声を上げた。

行列には、地元の市立春日中生徒も参加し、演武を披露。大きな掛け声に合わせて一斉に抜刀し、陣形を変えながら息の合った刀さばきを見せた。

春日中生徒が演武を披露
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