コンバットナイフに自作の手裏剣など刃物170点 銃刀法違反で逮捕の男

ナイフ2本を携帯していたとして、2016年10月7日に銃刀法違反(刃物の携帯禁止)容疑で上越警察署に現行犯逮捕された同市夷浜の会社員の男(58)が、刀や手作りの手裏剣など合計約170点の刃物類を車に積んでいたことが判明した。10月18日、同署が報道陣に所持品を公開した。

公開された刃物類
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自作の手裏剣
20161018自作の手裏剣

鎖が付いた槍のような刃物
20161018槍のようなもの

男は7日午前11時45分、同市大道福田で正当な理由なく刃渡り約24cmのサバイバルナイフ1本と、同約30cmのコンバットナイフ1本を携帯していた疑いで現行犯逮捕された。逮捕時、男は大量の刃物を積んだ軽自動車の中で眠っていた。

刃渡り約30cmのコンバットナイフ
20161018刃渡り約30cmのコンバットナイフ

今回警察が公開したのは、逮捕時に車に積まれていた刃物類約170点。刃渡り約45cmの刀や剣などをはじめ、草刈り機の刃を削って自作した手裏剣、刃や鎖を付けた槍のようなもの、鎖の先に分銅のついた武器なども多数押収されている。

男は、県外のミリタリーショップや雑誌の通販などを利用し、10年以上前に趣味で刃物などを購入していたとみられ、これらを軽自動車の中で保管していた。刃物は鞘やケースに入れられたものもあれば、座席や足元などに無造作に置かれていたものもあったという。男は「好きな刃物を側に置いておきたかった」と話しているといい、同居する家族に見つからないよう、車に積んでいたという。

同署によると、これらの刃物類は人に対して使った形跡はないという。

同署は軽犯罪法違反などを含め、余罪について調べている。