1本の茎に2個の花が付く珍しいハス「双頭蓮」が2018年7月26日早朝、東洋一と称されるハスの名所、新潟県上越市の高田公園北堀で発見された。上越市在住の20代のカップルが見つけた。
「高田公園で双頭蓮を探す会」の佐藤真司会長(80)によると、双頭蓮は突然変異で発生するとされる大変珍しい現象で、中国では吉祥の花とされる。「夫婦円満」や「幸せを招く」と言われており、発見される割合は2〜3万個に1つ。高田公園では2016年7月29日以来、2年ぶりに発見された。
双頭蓮が発見されたのは、近くに県立高田北城高校や食堂なかしまがある「北堀」。歩道から比較的近くに咲いているため、写真撮影もしやすいスポットだ。
同日朝、蓮を見に同公園を訪れたカップルが、蓮の散策を日課にしている佐藤会長とたまたま出会い、佐藤会長から双頭蓮の話を聞いた。2人は散策を兼ねて双頭蓮を探した所、偶然にも2個の花が咲く双頭蓮を発見したという。男性は「2人で初めて蓮を見に来ました。幸せや夫婦円満の花で、滅多に見られるものではないと聞き、大変驚いている。これからも2人で仲良く過ごしたいし、幸せにあやかりたいです」と話していた。