直江津港の立ち入り禁止区域内で釣り 107人に注意と退去措置

新潟県上越市の直江津湾内で、立ち入り禁止区域内に侵入して釣りをする人が後を絶たないため、上越海上保安署などは2018年10月13日午前8時から、107人に注意喚起と退去措置を実施した。

釣り人に注意喚起などを行う上越海上保安署などの関係者(東ふ頭)=写真・上越海上保安署提供=
東ふ頭

注意喚起を実施した場所は、港内の砂の流出などを防ぐ防砂堤(東ふ頭の東側)と、業者が荷役作業などを行う東ふ頭の岸壁。監視員がおらず、海中に転落するなどの事故があっても認知が遅れ、救助が困難となる場所であり、立ち入り禁止になっている。

13日は久しぶりの晴天となり、多くの釣り人が繰り出すことが予想されたことから、上越海上保安署、上越警察署、直江津港湾事務所から計10人が出て注意喚起を行った。

立ち入り禁止区域内で釣りをして指導を受けたのは、防砂堤7人、東ふ頭100人の計107人。子供連れも多かったという。

また、釣り人のライフジャケットの着用率がほぼゼロだったことから、同保安署は「自分の命を守るためにも、ライフジャケットは必ず着用してほしい」と呼び掛けている。

立ち入り禁止区域で釣り人に注意喚起を行った(防砂堤)=写真・上越海上保安署提供=
防砂堤