2020年東京五輪・パラリンピック大会組織委員会は2019年12月17日、来年3月〜7月に行われるオリンピックの聖火リレーの詳細なルートを公表した。6月5日に行われる新潟県上越市のルートは、同市大豆1の謙信公大通り西詰(市立春日小学校)から同市下門前のリージョンプラザ上越までの約2.6kmとなった。
聖火リレーは来年3月26日に福島県をスタートし、開会式の7月24日まで121日間をかけて47都道府県を回る。新潟県では県内を13区間に分けて、6月5、6日の2日間リレーする。
東京2020オリンピック聖火リレー新潟県実行委員会によると、6月5日は糸魚川市で聖火リレーが行われた後、聖火は専用のランタンに格納され、車で上越市に運ばれる。上越市ではスタート地点でランタンから聖火リレートーチに点火しリレーを行い、聖火到着地のリージョンプラザ上越では聖火リレーを盛り上げるためのミニセレブレーションが行われる。翌6日は長岡、三条、燕、弥彦、新潟、新発田、阿賀、村上を通り、7日に山形県に繋ぐ。
大会組織委員会による聖火ランナーの内定者も公表され、県内では県実行委員会の公募ランナー37人、オリンピアンや著名人6人、1グループランナー10人が発表された。ゆかりのあるランナーとして上越市からは中学生の林創さん(13)、妙高市からは車椅子で生活する長尾桃花さん(19)が選ばれている。
上越市の村山秀幸市長は「当市が生んだ戦国時代の名将、上杉謙信公の名を冠した謙信公大通りで聖火リレーが行われることは、当市の魅力ある歴史や文化の発信につながり、大変うれしい」とのコメントを発表した。