プロ野球のドラフト会議で西武から育成2位指名された新潟県上越市の関根学園高校3年、滝澤夏央内野手(18)が2021年11月12日、同市内で球団との入団交渉に臨み、合意した。支度金350万円、年俸は280万円(金額は推定)。滝澤選手は「守備には自信があるので将来はゴールデングラブ賞を目指したい」とプロでの目標を語った。
西武の鈴木育成・アマチュア担当から帽子をかぶせてもらい笑顔の滝澤選手
同市寺町2の料亭「長養館」で行なわれた交渉には、滝澤選手と両親、鈴木敬洋球団本部育成・アマチュア担当(38)が出席した。合意後の記者会見で滝澤選手は「プロ野球選手になったという気持ちが一層強くなった。体は小さい(身長164cm)が、スピードとキレをレベルアップしてアピールしていきたい」と話した。
鈴木担当は「野球センスが飛び抜けている。松井稼頭央さんのような野性感あふれるプレーが強み。大きい選手の中で、見た瞬間に逆に目立つので、どんどん目立っていってほしい」と期待を込めた。
今後、正式に契約を結び、12月上旬には新入団選手発表会に臨み、背番号も発表される。1月には埼玉県所沢市の球団の寮に入寮する。