「上越蓮まつり」が開かれている新潟県上越市の高田公園南堀で2016年7月30日、1本の茎に2個の花が付くハス「双頭蓮」が見付かった。出現割合が2~3万個に1個という珍しい現象で、昨年に続き2年連続となった。ハスを管理している同公園管理事務所が31日朝、見通しを良くするため、堀の周辺に繁っているマコモ(カツボ)を刈り取り、説明看板を設置した。
双頭蓮は突然変異で発生する大変珍しい現象。中国では吉祥の花とされ、夫婦円満を意味するという。
昨年は、南堀の野球場北側で2010年以来5年ぶりに発見された。今回も昨年とほぼ同じ場所。同公園管理事務所の石田三郎さんによると、「昨日(30日)午前、散歩していた人が発見して、連絡をもらった。昨日はつぼみだったが、今日開花したとみていいのではないか」と話している。
蓮まつり会場の観光ボランティアが、双頭蓮が咲いている場所などを紹介しており、大勢の市民らが吉兆の花を眺め、写真に収めていた。花の見頃は2~3日間。