北陸新幹線の上越妙高駅西口(新潟県上越市)にコンテナを活用して開設される複合商業施設「フルサット」の一つ目のコンテナが2015年6月5日、設置された=写真=。来月からシェアオフィス事業を開始し、秋には飲食や物販などのテナントが入り、本格的にオープンする。
3月に開業した新幹線駅周辺は開発が進んでおらず、オープンしている施設はレンタカー店だけで、フルサットが本格的商業施設第1号となる。
観光コンサルタントの北信越地域資源研究所(上越市大和、平原匡代表)が手掛けるプロジェクトで、駅前の扇型の民有地1650平方mを借り、コンテナを使うことでコストを抑える。
この日は40フィートコンテナ一つが運び込まれ、設置された。最初のコンテナの一部を使って、フルサットの事務所が6月15日にオープンするほか、7月1日からは貸し事務所、貸し会議室などのシェアオフィス事業を始める。
11月までに、40フィートコンテナを2個つなげた約60平方mの店舗4棟と、20フィートコンテナ1個で約15平方mの店舗4棟を扇状に配置。今のところ和菓子店やラーメン店などのテナントが決まっていて、さらに飲食、物販などさまざまなジャンルのテナントを募集している。
平原代表は「駅前は上越の観光の入り口。さまざまなものを集め、人の流れを作りたい」としている。
↓フルサットの公式サイト
http://furusatto.com/