対話型AI「チャットGPT」市役所業務で積極活用の意向 中川上越市長

新潟県上越市の中川幹太市長は2023年4月28日の記者会見で、対話型AI(人工知能)「チャットGPT」について「新しい技術は積極的に使うようにしたい」と述べ、今後市役所の業務で活用していく考えを明らかにした=写真=

チャットGPTは、事前に大量のデータで学習済みのAIが、入力された質問に対して自然な文章などで回答するサービス。積極活用の動きがある一方、回答の正確性や情報漏洩などへの懸念もあり、対応が分かれている。

中川市長は、チャットGPTに直江津駅からの観光ルートを尋ねたところ、県外の観光地が紹介されたという。「納得できるものではない回答もあり、正確でないところもあるが、情報がたくさん入ってくるので参考になる」と話した。市役所の業務については、文書制作のたたき台的なものへの活用を例として挙げた。

導入については「個人情報などに留意しながら、まずは内部で使っていけると思っている」と述べ、内部の活用を通じて問題点などを検討するとしている。