上越市海洋フィッシングセンターでシーズン初日から爆発物騒ぎ 機雷漂着疑われる

新潟県上越市虫生岩戸の「上越市海洋フィッシングセンター」で今シーズンの営業初日となった2023年4月22日、見回り中の施設関係者が直径25cmほどの鉄球様のものを海岸で発見し、警察に通報した。警察は機雷の可能性もあるとして、一時施設を閉鎖し釣り人らを避難させたが、その後の捜査で機雷などの危険物ではなかったと判明した。

鉄球様のものが見つかった上越市虫生岩戸の海岸(2023年4月22日午後2時半頃)

上越警察署によると同日午前10時40分頃、フィッシングセンターの関係者が施設周辺の見回りをしていたところ、砂浜の波打ち際に鉄球様のものを見つけ、近くの事務所に持ち運んでから警察に通報した。駆けつけた警察官が確認したところ、鉄球様のものは銀色で、複数の突起物があるなど機雷の可能性も否定できないとして、釣り人や施設関係者計15人を避難させた。

同日午後3時頃、自衛隊の協力を得て捜査した結果、鉄球様のものは爆発物などの危険物ではなく、機械の部品やごみとみられることが判明した。

同署では「海岸線に不審なものを見つけたら、触らずに警察などに通報してほしい」と注意を呼び掛けている。

上越市海洋フィッシングセンターは一時立ち入りが規制された(2023年4月22日午後2時半頃)