「目指すはグランドスラム」 上越市出身のプロテニスプレイヤー坂詰姫野選手の後援会が発足

新潟県上越市出身のプロテニスプレイヤー、坂詰姫野選手(21、橋本総業ホールディングス)の「97th全日本テニス選手権優勝記念祝賀会兼後援会立ち上げ式」が2023年4月21日、同市中央1のホテルハイマートで開かれた。坂詰選手と家族をはじめ、国会、県議会議員から市関係者、法人、一般市民まで約120人が参加し、優勝を祝うと共に今後のさらなる活躍を願った。

「結果で皆さんに恩返しをしていきたい」と坂詰選手

同市黒井出身の坂詰選手は、中学まで同市内のテニススクールで練習を重ね、高校は県外の名門校に進学。高校2年生だった2019年からプロに転向した。速いテンポのラリーが持ち味で、数々の国際大会で優勝など好成績を収め、昨年10月に東京で開催された全日本テニス選手権女子シングルスでも見事優勝を果たした。2023年4月17日現在、シングルスでの日本ランキングは4位、世界ランキングは217位。

後援会(仲田紀夫会長)は、坂詰選手を後押ししようと発足した。テニスでは、グランドスラム(全豪、全仏、全英、全米の4大大会)が最高権威を持つが、出場資格を得るには対象トーナメントで好成績を収めてポイントを獲得し、ランキングを上げる必要がある。海外転戦には多額の資金が必要となるため、後援会を組織し、プレーに集中できるようサポートを行っていく。

壇上で感謝を述べる、父の坂詰喜範さん(右から2人目)、坂詰姫野選手(右)ら家族

小さい頃から「グランドスラムで優勝する」が口癖だったという坂詰選手。「これまで本当にたくさんの方々と縁をいただいた。これからは結果という形で皆さんに恩返しをしていきたい」と力強く語った。

同市黒井で「さかつめ菓子本店」を営む父の坂詰喜範さんは、「市民の皆さんと一緒に戦っているんだという気持ちで頑張り、応援してもらえる選手になってほしい」と活躍を願っていた。

後援会では、法人、個人を問わず支援者を募集している。

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