職員の不祥事続きで中川上越市長が訓示 「飲酒運転は犯罪」 規律徹底を指示

新潟県上越市の中川幹太市長は2023年4月21日、飲酒運転など職員の不祥事が続いたことから、幹部職員を議場に集めて訓示し、服務規律の徹底などを指示した。

幹部職員を集めて訓示する中川市長

同市では20日、20代男性主事が酒気帯び運転で停職5か月の懲戒処分を受けたほか、先月には40代男性主任が酒気帯び運転したとして現行犯逮捕され、停職6か月の懲戒処分を受けている。

中川市長は「強い憤りを覚える。飲酒運転は重大な犯罪で、人の命を奪いかねない極めて危険な行いだということを肝に銘じてください」などと繰り返し述べ、規律の徹底を指示した。

また今月、職員のミスで個人情報を含む市の内部文書が不特定多数の市民が訪れる場所に大量に廃棄されていたことにも言及。「不適切事案発生には原因がある。予兆を組織として見逃さないことが重要」と述べ、事務の総点検を指示した。

この日の中川市長の訓示は、録画されており、全職員が視聴することになっているという。

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