妙高市のいもり池に春の訪れ ミズバショウが見頃迎える 

新潟県妙高市関川のいもり池周辺に春の訪れを告げるミズバショウが見頃を迎えている。晴天に恵まれた2023年4月20日には、朝から多くの人が散策に訪れ、湿原を通る遊歩道からミズバショウの群生と妙高山などの景色を楽しんでいた。

見頃を迎えたいもり池周辺のミズバショウ(2023年4月20日午前撮影)

いもり池周辺の湿原には、10万株ほどのミズバショウが自生しているとされている。ミズバショウの群生地として親しまれており、昨年10月には湿原の中を通るように約200mの遊歩道を新設。これまでは池の周囲を巡るコースだけだったが、湿原の奥まで歩けるようになり、より群生を間近に観察できる。20日には遊歩道から写真撮影や眺めを楽しむ人が多く見られた。

ミズバショウが群生する湿原の中に新設された遊歩道(同)

いもり池ほとりに立つ妙高高原ビジターセンターによると、今年は雪解けが早かったことから、例年より2週間ほど早く4月上旬に咲き始めたという。20日時点では七、八分咲きで、今週末から来週にかけてピークを迎えるという。

七、八分咲きのミズバショウ(同)

同センターの松井茂館長は「毎年地元の方だけでなく、県外からも楽しみに来る方が多い。今年も元気にたくさん咲いているので、新しい遊歩道からの違った見え方も楽しんでほしい」と話している。