発酵コンセプトの新店「さくら百嘉店 発酵プラス」 上越市の「あるるんの杜」内に3月25日オープン

新潟県上越市で古くから根付く「発酵」をコンセプトとしたギフトセレクトショップ「さくら百嘉店 発酵プラス」が2023年3月25日、JAえちご上越が運営する「あるるんの杜」(同市大道福田)内にオープンする。地元の酒やみそ、県内外の発酵食品をはじめ、上越産みそを使ったプリンなどの同店プライベートブランド商品、地元若手が手掛ける雑貨など、計約600種類を取り扱う。

店頭には店のシンボルとなる樽を設置した

上越商業サービス公社(高橋孫左衛門代表取締役)が運営し、土産店として営業してきた上越観光物産センター(同市藤野新田)から移転した。新店は日頃からあるるんの杜や隣接する「あるるん畑」などを利用する買い物客らをターゲットに、体に良いものを見直しながら、日常生活で気軽に発酵食品を取り入れてほしいという願いも込められている。

オープンにあたり、スタッフら関係者は京都を訪れ、発酵食専門レストランの運営や製造、販売、発酵の概念をビジネス支援サービスとして提供する「発酵食堂カモシカ」、人気の観光地などを訪問。発酵や店舗運営などを学んできた。

発酵食堂カモシカの商品は甲信越で取り扱うのは同店のみ

新店ではヨーグルトや納豆、こうじなど、各地の多彩な発酵食品の販売、地元上越のワインサロンのソムリエが厳選したワインコーナーや季節にちなんだ和菓子や茶などを並べたブースの設置、地元で製造するプリンやコーヒー、ジェラート、シロップ、チョコレートの5種のプライベートブランド商品も販売する。

地元のソムリエが厳選したワインなどのコーナー

5種のうち、山本味噌醸造場の味噌を使ったプリン(400円)は、プリン専門店「雪の香テラス」が製造。ジェラートは「春のお散歩日和」と銘打ち、青空をイメージしたジェラートに桜の花びらの塩漬けをアクセントにした商品を1個450円で販売。ソンニャーレが製造した。

「春のお散歩日和」と銘打ったジェラート

また、若者の起業を支援しようと、地元作家の作品を販売するブースも設け、今後も取り扱う商品を増やしていくという。キッチンカーの導入やイベント開催なども予定している。

内山未希店長は「商品選びを通して、地元や発酵に関して新たな発見もあると思う。健康な体作りにぜひ発酵を取り入れてほしい」と話していた。

定休日は水曜。祝日の場合は翌日。営業時間は午前9時30分〜午後5時30分。

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