上越市は2023年2月28日から、高田城址公園の桜のせん定作業で発生した枝を市民に無料で配布している。配布期間は3月24日まで。
配布しているのは長さ1ｍ程度の桜の枝とアカマツや桜の伐採材で、桜の枝は1人2本まで、伐採材は量の制限はなく持ち帰ることができる。配布場所は公園内の芝生広場に隣接した第6駐車場。
桜のせん定枝は一昨年まで焼却処分をしていたが、昨年、自宅でも同公園の桜を楽しんでもらおうと無料配布をしたところ、大好評。早朝から市民が集まり行列となったことから、今年は配布日や時間は決めず、桜の維持管理を担う「桜守（さくらもり）」の作業状況に応じて、随時補充する方法に変更した。
配布している桜の枝は、室内などで水につけておくと花が咲く場合が多いが、中には枯れ枝や病気の枝もあり、必ず咲くとは限らないという。
補充の日時の事前周知はない。同市都市整備課は「安全のため、せん定作業中の桜守に補充時期を尋ねたり、せん定枝を求めたりするのは遠慮してほしい」と呼びかけている。
