上越市中ノ俣で住宅など4棟全焼 焼け跡から1人の遺体

【追記】上越警察署は2023年4月14日、火元の住宅の焼け跡から発見された遺体は、この家に住む無職の北嶌義雄さん(91)と判明したと発表した。出火原因などは引き続き捜査中。

上越警察署は2023年3月15日、北嶌義雄さん方の木造2階建て住宅と木造平屋建ての倉庫、隣接する木造2階建ての空き家と木造平屋建ての「中ノ俣集荷所」の計4棟を全焼し、焼失面積は計約736平方mだったと発表した。このほか近くの住宅と倉庫の計2棟で外壁の一部が焦げた。出火原因などは捜査中。


上越警察署によると2023年3月1日午後10時26分頃、新潟県上越市中ノ俣の無職、北嶌義雄さん(91)方で火災が発生。北嶌さん宅は全焼、離れと周囲の住宅など少なくとも計4棟を焼き、翌日の2日午前1時35分に鎮火した。2日午前9時、北嶌さん方の焼け跡から性別、年齢不明の遺体が発見された。北嶌さんは一人暮らしで、火災の後連絡がとれていない。

火災現場

同署によると、火災に気付いた近隣住民の男性が119番通報した。消防団らと初期消火などに当たったという町内会長の石倉廣司さん(72)は「とにかく炎がものすごく、どんどん広がっていった」と話していた。

延焼したとみられる建物

遺体の身元や出火原因は捜査中。