迫力満点の人面雪像が高田世界館に登場! 「未来惑星ザルドス」にちなみ製作

新潟県上越市本町6の日本最古級の映画館「高田世界館」に2023年2月4日、人の顔をかたどった高さ約2mの雪像がお目見えした。上映中の映画にちなんだインパクトある作品に、来館者をはじめ、通りがかりの近隣住民らが足を止めて写真撮影など楽しんでいる。

高田世界館にお目見えした雪像(5日撮影)

雪像のモデルは「未来惑星ザルドス」に登場する空飛ぶ巨大神像「ザルドス」。「脱出」などで知られるイギリスの巨匠ジョン・ブアマンが、初代「007」のショーン・コネリーを主演に迎えた1974年公開のSF映画で、人類が不老不死の社会を実現した未来を描いている。同館では17日まで4Kデジタルリマスター版を上映している。

映画のポスター(公式サイトより)

同館では2年ほど前から、冬場のにぎやかしとして雪像作りに取り組んでおり、今年は上映作品をテーマにスタッフ2人が製作。除雪機で雪を飛ばして山を作り、スコップなどで顔を彫って半日かけて完成させた。日没から午後9時頃まではライトアップされ、さらに迫力が増す。

夕方からはライトアップされる

上野迪音支配人(35)は「地域の方だけでなく、海外からの観光客や映画ファンにも喜ばれる。話題となって映画も合わせて見てもらえれば」と話していた。

雪像は天候にもよるが、上映期間中は維持する予定。火曜休館。上映スケジュールは同館ホームページで確認できる。

映画にちなんだ雪像2体が並ぶ高田世界館前広場