高田本町商店街で「よるまるしぇ」20、21日に初開催 大学生と若手店主らが企画

新潟県上越市の高田本町商店街で2023年1月20、21日、イルミネーションやグルメ、ワークショップが楽しめる「高田本町よるまるしぇ」が開かれる。商店街の若手メンバーと地元の大学生が企画した初のイベントだ。

イベントのちらし

イベントの目玉は、雁木通りプラザ(本町3)の広場に設置される6万球のイルミネーション。ゴールドに輝くアーチや、カラフルなオブジェなどが広場を彩り、スマホスタンドを設けたフォトスポットも用意する。

マルシェ会場は三つあり、高田まちかど交流館(本町3)ではカレーやピザ、日本酒やクラフトビールなどグルメをメインに約10店舗が出店。コワーキングスペースのビビット(本町4)ではキャンドルやイラストグッズ、ブーケ販売、ボードゲーム体験が、あすとぴあ高田(本町5)ではテディベアや似顔絵販売、雑貨作り体験などがある。

設置作業が進む雁木通りプラザ広場のイルミネーション(17日午後5時半頃)。24日まで毎日点灯している

開催時間は20日が午後5〜8時、21日が午後1〜8時。マルシェは21日午後5時まで。商店街の約20店舗では、限定メニューの販売や午後8時までの延長営業を実施する。

イベントの企画や運営には、ビビットで働く上越教育大の学生4人も参加。大学には一度も本町を訪れることがないまま卒業する人も多いという話から、若者が来るきっかけを作ろうと昨年10月に企画した。商店街のイベントを支援する国の補助金を活用し、上教大の講堂前と県立看護大前から高田まちかど交流館までを結ぶ乗り合いタクシーを、両日午後4〜11時に30分おきに無料運行する。

イベントを企画した上教大の学生と商店街の若手メンバー

企画した学生たちは「高田でお酒が飲みたくても交通の便が悪く行けず、目的がないと本町には行かない。(イベントには)ふらっと来てほしい」。ビビットを運営するタキサン(本町4)の瀧澤但社長(43)は「冬の商店街を元気にするため、若い発想で開くイベント。ぜひ皆さんに来ていただけたら」と話している。

イベントの詳細は商店街のインスタグラムで。